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もしかして違法?あなたも知っておくべき自撮り棒のルールと使い方

こんにちは。スタジオARCカメラマンの坂田です。
突然ですが、あなたは最近、以下のような光景を見かけることはありませんか?

zidori_exile2

もしかしたら、既にお持ちの方もいるかもしれませんが、写真に写っている人が持っているのは「自撮り棒」「セルカ棒」とよばれるもの。
持ち手の手元にあるボタンを押すだけで、先端につけたスマホのカメラシャッターが切れるという、自分撮りするのにとても便利な道具なんです。
若い女の子や旅行者の間で人気で、観光地などでよく見かけるようになってきたのではないでしょうか?

今回の記事は、そんな、「自撮り棒」の種類と使い方に関する内容と、「知らないと違法になってしまう自撮り棒のルール」を紹介します!
もし、あなたの周りで、自撮り棒を使っている方や、自撮り棒に興味のある方がいたら、ぜひ教えてあげてくださいね!

IMG_2046

自撮り棒の構造

そもそも、「自撮り棒」がどういったものなのか、詳しく手に取って見たことがある方は少ないかもしれません。
まずは、自撮り棒がどんな構造になっているのか、見てみましょう。

ホルダー・スティックのコピー

自撮り棒は、基本的に上記のように、ホルダーとスティック部分で分けられるシンプルな構造になっています。
(※種類によってはホルダーとスティックが分解できない一体型のものもあります)

IMG_0795のコピー

ホルダー部分は、写真のようにバネになっていて、ここにスマホを挟むことができます。

IMG_0803のコピー

スマホを挟んだら、スティック部分に付いているネジで外れないように固定します。

IMG_9725自撮り棒伸ばした状態(処理済)

スマホを固定して、スティック部分を伸ばせば、よくみる自撮り棒の完成ですね!
最近は、1メートルほど伸ばせるものが主流のようです。

自撮り棒の種類と使用方法
それぞれの、メリット・デメリットについて

現在、販売されている自撮り棒には、大きく分けて3種類あります。

  1. ノーマルタイプ
  2. リモコンタイプ
  3. イヤホンジャックタイプ

1.ノーマルタイプ

ノーマル

ノーマルタイプは、元祖自撮り棒ということで、「普段撮れない位置からの撮影が可能」ということ以外、特徴はありません。
使用方法は以下の通りです。

ノーマルタイプのメリットは、ずばり価格です。
安いものであれば、500円以下で購入できます。

デメリットは、セルフタイマーでの撮影によりシャッターが切れるタイミングなどがズレ、ピントや構図が乱れてしまう可能性が高いことです。
撮り直しする際も、繰り返しスマホを手元に戻す必要があり、時間がかかってしまいます。

2.リモコンタイプ

リモコン

リモコンタイプは、ノーマルタイプと違い、手元のリモコンを使って、好きなタイミングでカメラのシャッターを切ることができます。
ただし、スマホとリモコンを使って「Bluetooth」機能でペアリングする必要があります。

iPhoneの場合のペアリングの設定画面の例
zidori_pearing

リモコンタイプは、構図を決めたら好きなタイミングでシャッターが切れるので、セルフタイマーで撮る時のような撮影ミスの可能性は少なくなります。
値段はノーマルタイプよりも高く1,000円~1,500円が平均的なようです。
デメリットは、リモコンをもっていくのを忘れたり、紛失する恐れがあることでしょうか。

イヤホンジャックタイプ

ケーブル
イヤホンジャックタイプは、これまで紹介した2つの自撮り棒とは一線を画す、最新式の自撮り棒です。
リモコンタイプのようなペアリング設定が不要で、スマホのイヤホンジャックに配線を差し込むことで、手元のボタンでシャッターが切れるようになります。

イヤホンジャック解説②

※自撮り棒の持ち手部分に、画像のようなボタンがついていて、接続部分はこのようになっています。

イヤホンジャックタイプは、ペアリング設定するわずらわしさや、リモコン紛失のリスクがなく、最も簡単で便利な自撮り棒といえます!
高機能ですが、値段はリモコンタイプと変わりはなく、1,000円~1,500円が平均的な金額のようです。
(金額が安いものもありますが、つくりが甘く、配線が切れやすいようなので気をつけましょう)

※その他に、リモコンタイプとイヤホンジャックタイプを足したようなタイプも販売されています。

自撮り棒で撮った写真、そうでない自撮り写真の比較

さて、ここまで自撮り棒の種類やその構造をご説明してきましたが、「自撮り棒を使うとどんな写真が撮れるのか?」と思っている方も多いのではないでしょうか?

実際に撮影してみましたので、スマホを手持ちで撮った場合の自撮り写真と比較してみましょう!

スマホを手持ちで撮った写真
IMG_9779処理済

自撮り棒を使って撮った写真
平野さん提出用②

いかがでしょうか?
自撮り棒を使うことで、ずいぶん印象の違う写真が撮れますよね・・・!

さっそく、「わたしも買ってみよう!」と、思われた方もいるかもしれません。
しかし、冒頭でもお話したように、自撮り棒を購入するときには、必ずチェックしなければいけないポイントがあるんです・・・!

注意!自撮り棒を購入する際に必ず確認すること

実は、リモコンタイプの自撮り棒には技術基準適合証明マーク(通称:技適マーク)というものが入っていないと、電波法違反になってしまうんです!

技術基準適合証明マーク(技適マーク)とは?

giteki_mark

技適マークは、「電波法で定めた技術基準」に適合している無線機であることを証明するマーク。
このマークが付いていない製品は使用してはいけないことになっています。
なぜなら、「電波法で定めた技術基準」を満たしていない製品を使うことで、他人や公共の電波に干渉して通信を妨害するかもしれないからです。

そのため、実は家庭で使用する無線LANやコードレス電話なども、すべて電波法の基準を満たしていて技適マークがついているんですね。

技適マークのない自撮り棒を使うとどうなるの?

では、この技適マークのないリモコンタイプの自撮り棒を使ってしまうとどうなるのでしょうか?
なんと、電波法違反となり、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金の対象となります。

手錠

店頭購入の場合は、このマークの有無を確認出来ますが、ネットショッピングなどでは、情報が少なく判断できない場合もあります。
そのような場合は必ず、販売者にマークの有無を問い合わせるようにしてくださいね。

実際のところ、自撮り棒で捕まったりするの・・・?

しかし、自撮り棒から出る電波くらいで本当に取り締まられたりするのでしょうか?

実際のところは、大きな電波障害を出さないということから取り締まらないようで、日本では、「自撮り棒を使って逮捕された」というニュースは聞いたことがありません。

しかし韓国では、2014年11月より、認定されていない自撮り棒を販売すると、最高3,000万ウォン(約320万円)の罰金または最長3年の禁錮刑が科される取締りが始まりました。
もしかしたら、日本でも近い将来、関係ない話ではなくなるかもしれませんね。

あ、取締まられないからといって、違法の商品を使うのは良いことではありませんので、必ず技適マークのあるものを購入してくださいね!

自撮り棒を使う際のマナー

このように、使用者が増えている自撮り棒ですが、忘れていはいけないのが、使用時のマナーです。
以下のような行為は絶対にやめましょう。

  1. 人ごみで使う
  2. 自撮り棒をつけたまま電話する
  3. 自撮り棒で立ち入り禁止のフェンスを越えて撮影する

順番に説明していきます。

人混みで使う

人混みや人通りの多いところでは、”撮影をすること自体”が迷惑になります。
さらに、スマホが自撮り棒のホルダーから落ちて当たってしまったり、自撮り棒で他人を突いて怪我をさせてしまう危険性もありますよね。
自撮り棒は、人混みでは使わないようにしましょう。

また、一部のテーマパークで「自撮り棒の使用が禁止」されたことは、知っている方も多いと思います。
2014年最高の発明品「自撮り棒」、ディズニーランドでは使用禁止です

自撮り棒をつけたまま電話をする

やめましょう。

IMG_9743自撮り電話

自撮り棒で立ち入り禁止のフェンスを越えて撮影する

たいていの自撮り棒は、1メートルほど伸ばすことが出来ますが、もちろん「どこにでも伸ばして良い」という訳ではありません。
以前、動物園でカワウソを近くで撮影するために、自撮り棒を使って柵を超え、動物のギリギリまでカメラを近づけている写真がTwitterで話題となりました。

動物を刺激して驚かせたり、スマホが落下して怪我をさせる恐れがあることは、簡単に想像できますよね?
立ち入り禁止のフェンスを越えるために使うことは、絶対にやめましょう。

いかがでしたか?

自撮り棒は、撮影を人に頼む必要がなく、自分自身で気軽に自らを撮影することができます。
しかし、自分勝手に使っていいというわけではありません。

ルールとマナーを守って、素敵な写真を楽しく自撮りしたいですね!


記事内の自撮り棒の写真は、以下のショップより許可を頂き掲載しております。

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坂田 ヨシカズ

坂田 ヨシカズ

チャーハンのパラパラ感にうるさいカメラマン。ヘヴィメタ好きでWebデザインにも興味アリ。

年々、多く見かけるようになってきた自撮り棒。
確かに便利なのですが他人に迷惑をかけないよう、ルールを守って使いたいものですね!

そういえば最近、イギリスの企業が「自撮り用の小型無人飛行機(ドローン)」を開発中で、出資者を募っている記事を見かけました。
セルフィー棒はもういらない!? 空中から自撮りできる小型の無人飛行機が登場! | Pouch[ポーチ]
「これを使えば今までにない素敵な写真がとれるのでは!?」と思い、出資するぞと思いきや、すでに締切になっていました・・・。
ということで、正式に発売される日を楽しみに待ってようと思います!

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