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あなたの恋人がさらに綺麗に!時間を味方にするプロの写真撮影術

屋外で撮影をするのに最適な「日」といえば?
と、聞かれれば、ほとんどの人は「晴天の日」と答えるでしょう。

確かに晴天の日に撮る写真は、人物も景色も鮮やかに写ります。
しかし曇りの日も、顔に強い陰影が出にくく、肌のやわらかい感じを表現できるというメリットがあったりします。

そして実は、撮影する「時間帯」によっても写真の美しさは変わってきます。
時間帯によって、太陽(光源)の方向が変わってくるからです。

このように屋外撮影はとても奥が深いのです。
そこで今回は、光源の影響が最も出やすい「晴天の日」に美しく撮影するコツをお教えしたいと思います。

人物写真をさらに美しく撮りたい方は必見です!

光源の方向(順光・逆光・トップ光)

それではまず、光源の基本を説明しましょう。
下の2枚を見比べてみてください。

zyunkou

gyakkou

同じ晴天の日に撮ったにもかかわらず、ずいぶん印象が違いますね。
Aの写真は、被写体の正面に光源となる太陽がある「順光」と呼ばれる状態、Bの写真は、被写体の背面に太陽がある「逆光」と呼ばれる状態です。

それでは、次の2枚はどうでしょうか。

gyakkou_hosei

topkou

Cの写真は、撮影時にカメラで明るさを調整しましたが、Bと同じ逆光です。
Dの写真は「トップ光」と呼ばれます。
あまり耳慣れない言葉かもしれませんが、トップ光とは、光源(この場合、太陽)がほぼ真上にある状態のことをいいます。

真上から光が当たるので、頬骨や鼻の影が強く出てしまっています。
普段、屋内の蛍光灯の下で、何気なく撮影すると、このようになったりしますよね。

特に顔がアップの場合、トップ光ではなかなか美しく撮れません。

どの時間帯が撮影に向いているのか?

では、何時に撮影するのが良いのでしょうか?
光源を踏まえて考えてみましょう。

昼の屋外撮影では、光源となるのは基本的に太陽ですよね。
太陽の高さは「季節と時間帯」によって変わります。

two_graph

【参考】国立天文台ホームページ

太陽が一番高く昇ることを「南中」と言い、この時の高さを「南中高度」といいます。
基本的に正午頃(11時~13時)は南中となりますので、この時間帯はトップ光になります。

つまり、トップ光となるこの時間帯を避けた、「11時まで」と「13時以降」が撮影に適した時間帯となります。
それを考えると、人通りが少なく撮影がしやすい「早朝」は、最もオススメな時間帯といえるのです。

どうしてもトップ光の時間帯に撮影したい場合

これからの季節、正午ごろはどの方向を向いてもトップ光になりがちですが、それでもトップ光の時間帯に撮影したい場合は、屋根の下で撮影すると良いでしょう。

roof

トップ光は、屋根があれば日陰となり、やさしい光となります。
顔にキツイ影が出るのを防ぎ、肌の質感も滑らかに写りますね。

ただ、できればトップ光の時間帯となる11時~13時は避けた方が良いかと思います。

では順光と逆光どちらで撮るべきか?

トップ光を避けることができれば、あとは「順光で撮るのか?逆光で撮るのか?」を選ぶことになります。

厳密には、光源の位置は、下記の図のようにあらゆる方向がありますが、今回はわかりやすく「順光」と「逆光」に絞って説明していきます。

light_direction

撮影の際に、逆光だからうまく撮れないと思い込み、順光で撮影した経験はありませんか?

実は、順光で撮影する方が、良い写真が撮りにくいのです。
なぜなら、被写体に直接光が当たる順光は、色や明るさの調整がしにくい上、影が少ないことで、立体感が弱く「メリハリのない写真」になってしまいます。

zyunkou_ng

なんだかのっぺりとした写真になっていますね。

逆に、一般的に良くないと思われている逆光の場合では、光が当たっている部分と、影になる部分で大きな明るさの差が生まれます。

逆光で撮影した写真の方が、魅力的になりやすいんです。

gyakkou_cute

gyakkou_cool

上記のように、同じ逆光でも、「背景」と「人物」のどちらの明るさを基準に露出を決めるかで、重厚な写真にすることも、やわらかく可愛い写真にすることも可能になります。

上の写真は、全体を明るく、ふんわりとした写真を意識しました。
露出補正はプラス設定(+3など)。

下の写真は、影を強調してクールな印象の写真を意識しました。
露出補正はマイナス設定(-3など)。

※実際の撮影の際には、補正の数値を少しづつ変えていくのがポイントです。

表現の幅が広がる逆光は、調整の難しい順光よりもオススメです。
ぜひ試してみてくださいね。

人物撮影だけでなく、被写体がフィギュアの場合でも同様です!

figure_mami

左の写真は露出補正をプラスにした逆光、右の写真はトップ光気味の順光です。
左の写真の方が魅力的だと思いませんか?

※ちなみにフィギュアは妹から借りてきました。咲き誇るパンジーに勝るとも劣らない美しい女性ですね!

まとめ

今回のポイントを下記にまとめました。

  • トップ光になる11時~13時の屋外での撮影は避ける。
  • 早朝であれば人通りも少なく、朝日がドラマティックに照らしてくれるので尚良い。
  • どうしてもトップ光の時間帯に撮影したい場合は、屋根のあるところで撮影する。
  • 順光よりも、なるべく逆光で撮影する。

ちなみに曇りの場合は、太陽光が雲に遮られ、正午であっても適度な光になる場合もありますので、今回の記事は「晴れ」であることが前提です。

いかがだったでしょうか?

今後は、時間帯と太陽の位置を気にすることで、ワンランク上の美しい写真を撮ることができるでしょう。

このノウハウが、皆様の豊かなフォトライフの一助になれば幸いです。

今回の記事は下記の書籍も参考にさせていただきました。

世界一わかりやすいデジタル一眼レフカメラと写真の教科書

坂田 ヨシカズ

坂田 ヨシカズ

チャーハンのパラパラ感にうるさいカメラマン。ヘヴィメタ好きでWebデザインにも興味アリ。

今後は、撮影する時もされる時も、太陽の位置をちょっと気にしてみましょう。これまで以上に美しい写真が撮れて、他の人と差をつけられるかもしれませんよ!

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